⏱更新日2021年08月17日
こんにちは!町之助です(・ω・)ノ
今回は米国株で自分が長期保有している『ロイヤリティファーマ』について話していきます。
「『ロイヤリティファーマ』について知りたい」
「投資先に『ロイヤリティファーマ』はどうなんだろう?」
こういった疑問を持っている方に向けて話して行きます。
目次
『ロイヤリティファーマ』ってどんな会社?
『ロイヤリティファーマ』はアメリカの投資会社の一つで、製薬会社や研究病院などの新薬研究開発に投資をする代わりに出来た医薬品のロイヤリティ収入の一部を受け取るビジネスをしています。
ロイヤリティとは知的財産権使用料のことを意味します。
通常、医薬品というのは一定の特許期間があり、その期間中に他の企業は同じような医薬品を製造出来ないため、特許期間中は独占的に利益を獲得することが出来ます。
この利益の収入の一部を受け取っているという訳です。
なので、真似しようとしてもなかなか真似出来ないビジネスとなっています。
社員数はなんと35名ほどの人数しかおらず、メンバー全員が金融か医薬に関するスペシャリストで構成されています。
いわゆる少数精鋭チームのような会社です。
”現在、同社のポートフォリオには45の承認済み治療薬と3つの臨床試験中の新薬候補があります。これらの45の治療法のうち、約半分(22の治療薬)は10億ドル以上の売上を生み出し、7つは年間売上高で30億ドル以上を生み出しました。(ただし、この全額が同社の収入となるわけではなく、あくまで一部が収入となります。)”
引用 米国株投資情報局
リンクはコチラ → 【米株解説】ロイヤリティファーマ(Royalty Pharma) | 米国株投資情報局 (ustockinformation.com)
このように社員数35名に対して売上がとんでもない会社なのです。
ティッカーシンボルは【RPRX】。
【RPRX】の株は配当をIPO直後から出しています。
権利確定日は2月、5月、8月、11月、配当金支払日は権利確定日の翌月(3月、6月、9月、12月)になります。
普通は株が出てしばらくしてから配当は付け足されるケースが多いのですが、この会社は既に配当を出せる余裕があるんでしょうね(;’∀’)
最近の四半期決算
そんな爆益が出ている『ロイヤリティファーマ』の最近の四半期決算(2021年第二四半期決算)を見ていきます。
『ロイヤリティファーマ』に関しては決算に記載されているEPSと売上高を見るのでは無く、ACR(修正受け取り金額)とACF(修正キャッシュフロー)で業績を見て良いかどうか判断します。
ロイヤリティファーマは投資した医薬品のキャッシュフローで利益を得ている企業なので他企業とは判断材料が異なります。
今回は、
ACR$475M 前年同期比+3%
ACF$429M 前年同期比+16%
このような結果になっており、ACR・ACF共に前年よりも上がっていました。
今後の課題、懸念点
個人的に薬は今後も必要なものなので、売り上げも伴って上がっていくと予想されます。
ただ、株の動きを見ていると投資家の信用や知名度がまだ無さそうで株価もあまり盛り上がっていない状態です。
配当も出ますので長期保有で持っておくのはアリだと考えています。
また、あくまで特許期間中に収入の一部を受け取れるビジネスなので新しい医薬品が作られなくなってしまった期間が続いた場合は売上高が下がるかと思いますので投資する際は決算を要注目すべき対象だと思います。(医薬品の特許期間は特許の出願日から20年です。)
最後に
株価を見てクソ株とyahooファイナンスの掲示板でよく見かけますが、大幅に株価が下落することは今のところ無いので忍耐をつけられる株かなと思っています。
個人的に『ロイヤリティファーマ』はハイテク企業と違って低成長なので、『一歩進んで二歩下がる』みたいに株価が一気に上がることは無いんじゃないかなと感じています。
2020年7月頃にIPOしたばかりなので今後に期待です。
以上『ロイヤリティファーマ』についてでした。
この記事が参考になったら嬉しいです。
ではまた(・ω・)ノ